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第25回 学校法人秀志学園 泉の杜幼稚園(宮城県仙台市)

若者・女性職員の育成に積極的に取り組み 大きく飛躍した幼稚園

 学校法人秀志学園泉の杜幼稚園は、1985年から仙台で長年地域の幼児教育に貢献している教育機関です。時代のニーズに応じた保育環境の整備、産休育休など福利厚生の充実によって、厚生労働省から優良組織として認定されています。今回は独自の経営・労働環境について、菊池正隆理事長、菊池真樹副理事長、そして顧問税理士の近江信雄先生、佐藤哲之先生にお話を伺いました。



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▲左から佐藤哲之先生、菊池正隆理事長、菊池真樹副理事長、近江信雄先生



強いからだ(健康)と強いこころ(英知)を育成する


─ 泉の杜幼稚園様の教育方針や特徴についてお聞かせください。

理事長:当園の理念は、強いからだと強いこころを持った子どもを育成することです。強いからだとは健康、強いこころとは英知を指します。健康は生きるための基本です。自分から進んで物事に関わり、自分の意見を持つ主体性を尊重します。また、友達と関わる中で、相手の立場に立つことができるように支援することを心がけています。

 特徴としては、園の裏に林があることです。虫や小動物、野草が子ども達の刺激になります。幼少期に自然と触れ合うことで知的好奇心を育み、同時に体を強くします。他にも漢字を絵として捉え、苦手意識をなくし学ぶことができる石井式漢字教育、絵本やゲーム・歌などを行いながら体感する英語教育、想像力・集中力を高めるめだかアイディアマラソンを実践しています。


─ 育児支援への取り組みも保護者や行政から高い評価を受けているそうですね。

理事長:現代の家庭は共働きが当たり前ですから、ニーズに合わせた環境を整備しました。月曜日から金曜日の完全給食制、また、預かり保育も実施しています。通常、幼稚園は昼で帰宅となりますが、両親が夜まで仕事で、迎えにくるのが遅くなる家庭が増加している背景から、夜まで園児を預かるようにしました。そうすることで、ワークライフバランスを実現できます。これに加え、当園卒園児、在園児兄姉を対象に、学童預かり保育を実施しています。保護者の帰りが遅く、鍵を持って一人で家にいる小学校低学年の児童、いわゆる「鍵っ子」は、防犯対策をより強固なものにしなければなりません。夜まで児童は預かり所で宿題や遊びをし、スクールバスにて送迎しています。預かり保育を実施した当初は、こうした取り組みがまだ社会に浸透していなかったので、高い評価をいただきました。



民間企業勤務経験を活かした経営


─民間企業の勤務経験がおありとのことですが、理事に就任されたきっかけはなんですか。


理事長:父が第二次ベビーブームの直後に創設した法人ですので、私は二代目として後を継ぎました。本来は、定年退職するまで企業に残り、父の支援をしながら後を継ごうと考えていましたが、急遽父が危篤状態に陥ったことで、依願退職せざるを得ず、当園に就職、その後、理事に就任しました。


─完全給食制や預かり保育など、行き届いた育児支援のアイデアはどこから生まれたのでしょうか。


理事長:民間企業勤務時の人脈を活かし、社会ニーズを汲み取った形になります。私は10年以上、一般企業や官公庁など、さまざまな組織に対して建設業の営業活動を行っていました。建設業の営業マンは一般施主・官公庁・ゼネコンなどへ積極的に出向き、絶えず情報収集することは当たり前。公共事業の情報や、どのような会社が新たな工事を発注しそうかなど、アンテナを張っておかねばなりませんでした。常に「外部に出て情報収集する」ということが習慣化していたのです。当園の理事に就任した後、そこで培った経験を活かして、時代のニーズを抽出、それを園の経営に持ち帰り、今に至ります。そして見えてきたのが「労働基準法の重要性」でした。



■働きやすい環境作り

―人事評価面での工夫を教えてください。

理事長:この幼稚園という業界の人事評価基準は、勤務年数やクラスがよくまとまっているか、など「長期間勤務した職員」に有利に働くのが一般的でした。しかしこれでは人材採用が停滞し、新卒が入社しづらくなってしまいます。そこで社労士の先生から指導を受け、最新の法令や改正情報をふまえつつ、人事評価リストを作成しました。何をもって優秀な職員であるかを明らかにし、優秀と判定された職員の昇進・昇格の適正化をはかり、人事制度の充実に努めております。おかげさまで2017年には若者の採用・育成に積極的な組織として、厚生労働大臣が認定する"ユースエール企業"として認定をいただきました。


―女性が安定して働けるよう、産休・育休といった福利厚生の充実など、労働環境面の整備にも力を入れておられるそうですね。

副理事長:はい。申し上げるまでもありませんが、保育業界の大きな特徴として、多くの女性の活躍によって支えられているということが挙げられます。ライフスタイルが変化してきたとはいえ、育児はほとんど女性が行っているのが現状であり、女性が働きやすい環境づくりは必須です。当園でも、子どもの学校行事に参加したい職員のために時間帯有給を取得できるようにするなどの準備を進めております。



■親の働き方に合わせた変化を


―今後の事業展望を教えてください。


理事長:2020年4月に"認定こども園"の開園を目指しています。今後、親世代の働き方の変化によってますます子育て支援のニーズも多様化していきます。認定こども園は、幼稚園と保育園のメリットを併せ持っていますので、開園後においては、0歳から小学校入学前まで、幅広い子どもの受け入れが可能になります。また、その保護者の皆様に対しましても育児の悩み相談など、対応のできる幅が広がるものと考えております。



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▲緑に囲まれた園舎、広々とした園庭



より一層の飛躍を願ったサポート


―佐藤先生、近江先生が泉の杜幼稚園様とお付き合いされている中で、心がけておられることなどはございますか。


佐藤先生:経営も非常に安定しており、社会的要請を視野に学校経営をなさっておられる姿は大変すばらしいと感じております。


近江先生:認定こども園の開園をはじめ、より一層泉の杜様が飛躍できるようお力添えをさせていただきます。




─本日は貴重なお話をありがとうございました。泉の杜様の今後ますますのご発展を祈念しております。



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学校法人秀志学園 泉の杜幼稚園
理事長  菊池正隆

副理事長 菊池真樹
設立   1984年
所在地  宮城県仙台市泉区小角字大満寺22-4
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日高見税理士法人
税理士 佐藤哲之
所在地 宮城県仙台市宮城野区鶴ケ谷4-32-19
TEL   022-253-1161


近江信雄税理士事務所
税理士 近江信雄
所在地 宮城県仙台市青葉区国分町3-8-17
TEL   022-215-1708
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